(2018.11.9)さめたく塾「マス・ツーリズムと変わる旅行業の未来」~昭和型団体旅行と平成型インスタ映え旅行の先にあるものは何か?~

今回のテーマ:元JTB×元HIS観光研究者が激論「マス・ツーリズムと変わる旅行業の未来~昭和型団体旅行と平成型インスタ映え旅行の先にはあるものは何か?~ 」

今回の問いは「マス・ツーリズムの先にあるものは何か?」です。観光研究において“マス・ツーリズム”批判が盛んです。その典型例である職場旅行などの団体旅行は「昭和の遺物」として悪者扱いされ、国内外の観光研究でも「刷新されるべき旅行スタイル」として批判の対象となってきました。しかし、昭和の職場旅行で記念撮影している団体旅行の旅人たちと、インスタ映えを求めて観光地でスマホ片手に自撮りしている個人旅行化した旅人といったい何が違うのでしょうか?そもそもマス・ツーリズムとは何なのか?    

今回はゲストに元JTBで観光文化研究者の獨協大学准教授の鈴木涼太郎氏をお招きし、元H.I.S.の私と共に、これまでの観光研究におけるマス・ツーリズム批判をレビューしつつ、昭和型団体旅行を牽引したJTBと個人旅行を成長させたH.I.S.という旅行業における対立軸を超えたツーリズムの本質を改めて問い直し、マス・ツーリズムの先にあるものとは何か?を考えます。オンラインエージェント、メタサーチ、シェアリングエノミーの台頭など環境変化の中で、旅人や観光地の関係性を掘り下げて、これからのメデエイターとしての旅行業の未来について議論します。


モデレーター:鮫島卓(さめたく)

旅人(65ヶ国)。駒沢女子大学観光文化学類准教授。専門は観光経営学、観光マーケティング、旅行産業論、ツーリズムがイノベーションに及ぼす効果の研究。一般社団法人稲城市観光協会会長。元H.I.S.テーマ旅行プロデューサー・ハウステンボス再生事業担当。「社会問題」と「教育」を結合させたスタディツアーの取組みで観光庁長官賞受賞。モンゴル建国800周年記念事業実行委員会事務局長としてチンギス・ハーン騎馬隊1000騎を大草原で再現する日蒙合作の国際観光イベント「ユーラシアの祝祭」を堺屋太一氏らと企画実施。『世界の絶景さんぽ』編著ほか。


第4回ゲスト:鈴木涼太郎(すずき・りょうたろう)

獨協大学外国語学部交流文化学科准教授。専門は観光研究、観光文化論、観光人類学。筑波大学第一学群人文学類卒業。株式会社日本交通公社(現JTB)勤務を経て、立教大学大学院観光学研究科博士課程後期課程修了。博士(観光学)。相模女子大学を経て現職。主な著書に『観光という〈商品〉の生産』(勉誠出版)、『観光文化学』(共著、新曜社)、『観光概論』(共著、JTB総合研究所)、『新現代観光総論』(共著、学文社)、『観光入門』(共著、新曜社)、『観光学ガイドブック』(共著、ナカニシヤ出版)ほか。現在の問題関心は、おみやげ、パッケージツアー、パワースポット、民俗芸能の伝承と地域振興など。

イベント概要:

日時 / 2018年11月9日(金)19:30~21:00 ※受付は19:00から

料金 / 2000円

会場 / H.I.S.旅と本と珈琲とOmotesando(東京都渋谷区神宮前4-3-3)

申込 / 事前申し込みが必要です。こちらよりお申し込みください。


主催:

H.I.S.スタディツアーデスク、 鮫島卓観光研究所(https://sametakulab.amebaownd.com/)

※当イベントの趣旨はこちらをご覧ください

お問い合わせ:

H.I.S.スタディツアーデスク(03-6836-2551担当木下・山口/WEBサイト

鮫島卓研究室 SAMETAKU-LAB

鮫島卓研究室の研究・大学教育・ゼミ活動・社会貢献などの活動をお知らせするサイトです。

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