\\今回のテーマ:夏休み直前企画「旅を学びに変える観光学」あなたの旅をアップデートしよう! //
楽しい余暇活動の「旅」ですが、「旅」は単に楽しむためだけのものではありません。人類の「旅の歴史」をふりかえると「生きるための旅」「お参りの旅」から始まり、「自ら好んでする楽しむための旅」は近代に入ってから誕生したもの。旅の定義は、時代と共に変化しています。また、旅行動機にも多様な要因があることが観光研究でも明らかになっています。
「旅は、遊びから世界を学べる学校である」。私がそう考えるようになったのは、小学3年生の時、衝撃的な外国人との初めての出会いが原体験となっています。2年かけてヨットで世界一周をしていたその家族との出会いが、私が世界70ヶ国を訪れ、大学で「旅の力」を伝える原動力にもなっています。旅と学びの関係を紐解くと、「学ぶための旅」と「旅から学ぶ」という2つの観点があるようです。中世欧州のグランドツアー、修学旅行、スタディツアーは、「学ぶための旅」です。それだけではありません。実は、「楽しむための旅」からも、世界を学び、自己成長につなげ「旅から学ぶ」ことができる。しかし、ただ旅をするだけでは「学び」に変えることはできません。スポーツや音楽と同様に、旅もより良い旅にするためには、「楽しく学ぶ技術」「気づく技術」「学びに変える技術」があるのではと考えるようになりました。今回は、改めて「旅の力」を観光研究から紐解きつつ、「旅を学びに変える」アプリケーションの可能性について考えたいと思います。今年の夏、あなたの旅をアップデートしてみませんか?
[主宰者]
鮫島 卓(さめたく)
旅人、駒沢女子大学 准教授(観光学)
1973年鹿児島県生まれ。立教大学大学院観光学研究科博士前期課程修了。世界70ヶ国を旅したバックパッカー。H.I.S.入社後、エコツアー・スタディツアー・ユニバーサルツーリズムなどテーマ旅行事業プロデューサーとして数々のヒット商品を開発。「旅行」と「教育」を結合させたスタディツアーの取組みで観光庁長官賞受賞。経営破綻したハウステンボス再生事業担当として初の黒字化に貢献するなどH.I.S.の数々の新規事業に関わり、成長を支える。ミャンマー・ブータンなど途上国でのJICA観光開発プロジェクトや日本各地での観光プロデュースを経て、2017年より現職。稲城市観光協会会長、帝京大学経済学部非常勤講師も務める。『絶景さんぽ』H.I.S.共著、『ツーリズムを活用したイノベーション創発に関する研究』など。
[イベント概要]
日時 / 2019年7月12 日(金)19:30~21:00 ※受付は19:15から
料金 / 1,000円
申込 / 要事前申込・支払 こちらより申し込みください。
※お申し込み後のキャンセルは払い戻しが出来かねてしまいます。ご了承くださいませ。
定員 / 先着50名限定
会場 / H.I.S.旅と本と珈琲とOmotesando(東京都渋谷区神宮前4-3-3)
主催:共催:H.I.S.スタディツアーデスク、鮫島卓観光デザイン研究室
[お問い合わせ]
H.I.S.スタディツアーデスク
TEL:03-6836-2551(担当:大符)
営業時間:平日10:30〜18:30 土日祝10:30〜18:00※来店は11:00〜
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